HAKARA式
Whitening Note

ポリリン酸でのホワイトニング、施術できる回数(頻度)とは?

ポリリン酸でのホワイトニング、施術できる回数(頻度)とは?
医療法人社団ハーツデンタルクリニック 院長(歯科医師、歯学博士)監修
監修者 歯科医師 永橋克史 ハーツデンタルクリニック西白井駅前の院長。城西歯科大学(現 明海大学)卒業。仕事でうれしい時は思うような治療ができ、患者様に喜ばれ、お礼を言われたとき。
ハーツデンタルクリニック西白井駅前
監修者 歯学博士 高田耕司 日本歯科麻酔学会認定医、歯学博士。麻酔での無痛治療を得意としている。
ハーツデンタルクリニック八千代中央駅前
監修者 歯学博士 加瀬武士 ハーツデンタルクリニック谷塚駅前の院長。日本大学歯学部歯学科卒業。補綴学を専門分野としている。
ハーツデンタルクリニック谷塚駅前
ポリリン酸でのホワイトニングを受ける上で、通院回数というのは気になるポイントですよね。通常のオフィスホワイトニングと比較して通院回数はどう違うのか、ポリリン酸ホワイトニングの優れた点などについて詳しく解説します。

1.ポリリン酸でのホワイトニングの回数はどのぐらいが適切?

歯科医院で受ける一般的なオフィスホワイトニングは、2~3回の施術で十分なホワイトニング効果が得られます。ただ、オフィスホワイトニングで使用する薬剤は、歯に対する効果及び刺激が非常に高いため、1回施術したらある程度の期間を置いて通院しなければいけません。

ですから、ホワイトニング処置全体では1ヶ月ほどかかるとお考えください。

一方、ポリリン酸でのホワイトニングは、オフィスホワイトニングほど歯に対する効果や刺激が高くないため、1回の施術後、次の施術までに時間を置く必要がありません。なので、1日に3回施術することも可能です。

ちなみに、ポリリン酸でのホワイトニングは、10回程度の施術でホワイトニング効果を得ることができます。
ただし、オフィスホワイトニングにしろ、ポリリン酸でのホワイトニングにしろ、十分なホワイトニング効果が出るまでの回数は人によって大きくことなりますので、参考程度にお考えください。

2.ポリリン酸を使わないホワイトニングと比較して、効果が出るまでの回数は多い?少ない?

オフィスホワイトニングとポリリン酸を使ったホワイトニングでは、効果が出るまでの回数に大きな違いがあります。
オフィスホワイトニングであれば、2~3回の施術で十分なホワイトニング効果が得られますが、ポリリン酸を使ったホワイトニングでは、その3倍は回数を重ねなければいけません。これは使用している薬剤の違いによるものです。

3.ポリリン酸を使わないホワイトニングよりも優れた点とは?

ポリリン酸を使わないホワイトニングと比較した場合、ポリリン酸ホワイトニングには以下に挙げるようなメリットがあります。

3-1 費用が安い

ポリリン酸を使ったホワイトニングは、通常のオフィスホワイトニングと比べて費用が安く済みます。ですので、経済面を重視する人には、大きなメリットといえるでしょう。

3-2 歯に透明感が出る

通常のオフィスホワイトニングは、過酸化水素によって歯を漂白しますので、仕上がりはとても白いです。逆にいうと、歯独特の透明感はある程度失われるものとお考えください。

一方、ポリリン酸を使ったホワイトニングは歯の漂白効果が低いため、透明感を維持したまま、綺麗な歯に仕上げることができます。エナメル質はもともと、透明感を持った組織ですので、どちらが自然な仕上がりになるかというと、やはりポリリン酸を使ったホワイトニングといえるでしょう。

口臭予防にオススメの薬用液体歯磨きなら、これ!ポリリン酸配合 薬用液体歯磨き オーラルローション ポリグリン

3-3 歯にダメージを与えるリスクが低い

オフィスホワイトニングで使用する過酸化水素という薬剤は、非常に強い刺激性を持っています。過酸化水素は言ってみれば漂白剤ですので、刺激が強いのも当然といえば当然です。ですから、使用方法を誤ると、歯や歯茎にダメージを与えることもあり得ます。

また、歯に亀裂が入っていると、そこから薬剤が染み込んで、歯の神経に害を与えるリスクも考えられます。
そういった点では、ポリリン酸を使ったホワイトニングは安全性が高く、歯にダメージを与えるリスクも低いといえます。

ただ、オフィスホワイトニングでは専門家である歯科医師が適切な処置を施しますので、上述したようなトラブルはまず起こりません。

4.まとめ

このように、ポリリン酸を使った歯のホワイトニングは、通常のオフィスホワイトニングと比べると通院回数が多くなります。ポリリン酸という薬剤は、過酸化水素と比べるとホワイトニング効果が低いため仕方のないことといえます。

その反面、費用が安かったり、歯にダメージを与えるリスクが低かったりと、メリットも多々ありますので、どちらを選択するかは個々人の価値観によるものといえます。

気になる方は、まず歯科医院を訪れて、歯科医師に相談することをお勧めします。

おすすめ記事

 



FacebookTwitter

関連記事

アンミカの「ミカホワイト」など自宅でできる「ホワイトニング5商品」徹底分析!
セルフホワイトニング 2022.02.24

アンミカの「ミカホワイト」など自宅でできる「ホワイトニング5商品」徹底分析!

目次 1 自宅でできる「ホワイトニング5商品」の主な成分と作用メカニズム1-1 MIKAWHITE(ミカホワイト)1-2

東京周辺でお勧めのホワイトニングサロン・クリニック ~歯科医院が選ぶベスト5~
セルフホワイトニング 2021.12.28

東京周辺でお勧めのホワイトニングサロン・クリニック ~歯科医院が選ぶベスト5~

目次 1 ホワイトニングの種類とその効果1-1 オフィスホワイトニング1-2 セルフホワイトニング2 選ぶおすすめのポイ

歯のホワイトニングとブリーチングの違い
ホワイトニングの種類 2021.04.09

歯のホワイトニングとブリーチングの違い

目次 1 歯のホワイトニングとブリーチングの違い2 歯磨き粉等を使ったホワイトニングは元の象牙質の色に近づけることが限界

歯のホワイトニングの種類とその仕組みとは?
ホワイトニングの種類 2021.04.03

歯のホワイトニングの種類とその仕組みとは?

目次 1 1.歯のホワイトニングの種類1-1 1-1.オフィスホワイトニングとは1-2 1-2.ホームホワイトニングとは

自宅でできるホワイトニングいろいろ
ホワイトニングの種類 2021.09.15

自宅でできるホワイトニングいろいろ

目次 1 よく見かける自宅でできるホワイトニングの主な種類とその効果1-1 ➀歯磨き粉1-2 ➁歯の消しゴム1-3 ➂歯

保険治療で行う歯のクリーニング
ホワイトニングの種類 2021.04.08

保険治療で行う歯のクリーニング

目次 1 1. 歯のホワイトニングとの違いってなに?2 2. 歯のクリーニングの種類2-1 2-1. 機械のブラシで歯面