ホワイトニングは何歳からできる?子どもでも大丈夫?


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そもそもホワイトニングとは
ホワイトニングとは、文字通り歯を白くする施術法です。一般的に歯科医院で行われるケースが多く、すべての処置が歯科医院で完結する方法をオフィスホワイトニング、自宅で白くする方法をホームホワイトニングと呼びます。それぞれに異なる特徴がありますが、どちらも強い薬剤を使用するので、歯科医師の監督・指導のもとで行われます。
歯の汚れを漂白する処置
歯科医院のホワイトニングを受ける際には、事前に歯科医師によって検査が行われます。お口の中を精密に診査して、虫歯や歯周病、口腔粘膜の異常がないかを調べるのです。歯を白くする処置でなぜそこまで詳しく検査するのかというと、歯科医院で使用するホワイトニング剤には漂白作用があるからです。
具体的には「過酸化水素」という、衣類を漂白する際に使用する洗剤とほぼ同じ成分の薬剤を使用することから、事前の検査が重要となります。
ホワイトニングができるのは健康な永久歯だけ
漂白作用のある薬剤が使えるのは、基本的に健康な永久歯だけです。虫歯や歯周病がある永久歯はもちろん、乳歯の場合は健康であっても原則としてホワイトニングの対象外です。また、レジンやセラミックなどで作られた白い詰め物・被せ物もホワイトニングできませんのでご注意ください。
ホワイトニングは何歳からできる?
では、ホワイトニングは何歳からできるのでしょうか。詳しく説明します。
「12歳くらいまで」も原則として対象外
前述したように、歯科医院のホワイトニングの対象となるのは永久歯だけであり、乳歯はホワイトニングできません。つまり、乳歯だけで構成されている6歳くらいまでの時期は、ホワイトニングの対象外です。
次に、乳歯と永久歯が混在する混合歯列期についてですが、実はこの時期もホワイトニングの対象外です。永久歯に生え変わっている部分だけホワイトニングするわけにもいきませんから、混合歯列が続く12歳くらいまでも原則としてホワイトニングの対象外となります。
永久歯が生えそろえば子どもでも大丈夫?
私たちの歯は、12歳くらいですべての永久歯が生えそろいます。12歳臼歯と呼ばれる第二大臼歯が生えてきた時がその合図です。
いよいよ大人の歯だけで歯列が構成されるようになるので、ホワイトニングもできそうなものですが、実際はそう単純ではありません。というのも、私たちの歯は、生えた時点ではまだ成熟しきっていない状態で、そこから時間をかけて石灰化が進んでいくからです。
エナメル質が未成熟な状態でホワイトニング剤を作用させたらどうなるのでしょうか?漂白剤が歯質深くまで入り込んでしまい、象牙質に分布する歯の神経を刺激します。その結果、冷たいものがしみる知覚過敏の症状が誘発されます。場合によっては、エナメル質が成熟していく過程を邪魔することもあるため、歯が生えそろったとしても、子どもにホワイトニング処置を実施することは避けるべきなのです。
厳密な年齢制限があるわけではない
通常は、中学校に上がるくらいに永久歯が生えそろい、高校時代も永久歯列で過ごすことになります。その間は思春期ということもあり、口元の審美性への関心も急速に高まるため、ホワイトニングで歯を白くしたいと強く希望する人も少なくありません。
歯科医院によってはそうした患者さんに対して、ホワイトニングを実施することもあります。なぜなら、ホワイトニングには厳密な年齢制限があるわけではないからです。
また、歯の状態によっては高校生でホワイトニングしても何ら問題ないこともあるため、保護者の承諾書を提出することを条件として、未成年にホワイトニングを実施するケースもあります。
一般的には18歳からホワイトニングが可能
上でも述べたように、条件付きで中高生にホワイトニングをすることもありますが、一般的には18歳からホワイトニングの施術が可能とされています。歯やお口の健全な成長や発育を考えた場合、やはり18歳を過ぎてから施術したほうが、さまざまなリスクを軽減できるからです。
ホワイトニングは、歯の表面を覆っているエナメル質に薬剤を作用させるだけの処置法ですが、適応する年齢や症例を誤ると、前述したように知覚過敏になったり永久歯の成長を妨げたりなど、さまざまなトラブルを引き起こしかねません。
子どもの歯の着色・変色への対処法
歯科医院のホワイトニングは、原則として18歳未満は受けられません。では、子どもの歯の着色や変色はどうすればよいのでしょうか。ここでは、その対処法を紹介します。
クリーニング
子どもの歯の着色や変色が歯垢や歯石、ステインによるものであれば、多くの場合クリーニングで改善できます。歯科医院のクリーニングでは、歯やお口の粘膜に悪影響を及ぼすような薬剤や器材を使わず、診療や施術にかかる時間もそれほど長くないため、小さなお子さまでも安心して受けられます。
歯の黄ばみや黒ずみなどの着色汚れが気になるなら、クリーニングを繰り返し受けても問題ありません。3ヶ月に1回くらいの頻度で定期検診を受けていれば、そうした汚れに悩まされることも少なくなるでしょう。
修復治療
子どもの歯の変色の重症度が高い場合は、歯を削ってレジンやセラミックの人工歯を装着する修復治療によって改善する方法もあります。
たとえば、エナメル質形成不全のような先天的な異常による歯の変色は、大人になってからのホワイトニングでも改善することは難しいです。テトラサイクリンという抗菌薬の服用によって変色した歯もホワイトニングで白くすることは難しいため、修復治療で対処するケースがあります。
ステインによる軽度から中等度の着色・変色であれば、ホワイトニングが可能になる18歳になるまで待つことをおすすめします。
ホワイトニングは何歳までできる?
ホワイトニングは18歳から受けられる審美治療ですが、年齢の上限があるのかも気になるところです。たとえば、高齢になってからでも安全に受けられるのか心配な方もいらっしゃることでしょう。ホワイトニングには、基本的に年齢的な上限の制限はありません。
歯や歯茎の状態が良ければ、60歳、70歳になってからでも受けることは可能です。実際、高齢になっても健康な歯をお持ちで、審美面に強い関心がある方はホワイトニングをされています。
セルフホワイトニングの場合は?
ホワイトニングサロンで自分で行うセルフホワイトニングの場合も、基本的に年齢に関しては歯科医院のホワイトニングと同様の考え方で行うようにしましょう。
まとめ
歯科医院のホワイトニングは基本的に18歳から受けることをおすすめします。また、ホワイトニングを受けられる年齢に上限はありません。
お口や体の成長や発育が早くて18歳より少し若い年齢で対応してくれる歯科医院もありますが、万全を期すのであれば、18歳を過ぎてからホワイトニングを始めたほうがよいといえるでしょう。
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